(1)第一種酸素欠乏危険作業を行う作業場については、その日の作業を開始する前に、当該作業場における空気中の酸素の濃度を測定しなければならない。

(2)第二種酸素欠乏危険作業を行う作業場については、その日の作業を開始する前に、当該作業場における空気中の酸素及び硫化水素の濃度を測定しなければならない。

(3)海水が滞留したことのあるピットの内部における作業については、酸素欠乏危険作業主任者技能講習を修了した者のうちから、酸素欠乏危険作業主任者を選任しなければならない。

(4)酸素又は硫化水素の濃度が法定の基準を満たすようにするため、酸素欠乏危険作業を行う場所の換気を行うときは、純酸素を使用してはならない。

(5)爆発、酸化等を防止するため、酸素欠乏危険作業を行う場所の換気を行うことができない場合には、空気呼吸器、酸素呼吸器又は送気マスクを備え、労働者に使用させなければならない。


正解 (3)


解説

(1)正しい。
第一種酸素欠乏危険作業 ➡ その日の作業開始前に、作業場における空気中の酸素濃度を測定

(2)正しい。
第二種酸素欠乏危険作業 ➡ その日の作業開始前に、作業場における空気中の酸素濃度・硫化水素濃度を測定

(3)誤り。海水が滞留したことのあるピットの内部における作業は第二種酸素欠乏危険作業なので、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習を修了した者のうちから、酸素欠乏危険作業主任者を選任しなければなりません。

☞ 酸素欠乏危険作業主任者になるために必要な講習は?

◇第一種酸素欠乏危険作業
➡ 酸素欠乏危険作業主任者技能講習 または 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習

◇第二種酸素欠乏危険作業
➡ 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習

(4)正しい。酸素欠乏危険作業を行う場所の換気を行うときは、純酸素を使用してはいけません。

(5)正しい。爆発、酸化等を防止するため、酸素欠乏危険作業を行う場所の換気を行うことができない場合には、空気呼吸器、酸素呼吸器又は送気マスクを備え、労働者に使用させなければなりません。

*衛生管理者試験の公表問題は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が年2回(4月・10月)同協会のHPで公表しています。

これからもブログで、衛生管理者試験の過去問について書きますのでよろしくお願いします。お読みいただきましてありがとうございました。

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