こんにちは。衛生管理者試験 専門講師の高山です。

今回のテーマは【粉じんによる健康障害】です。
出題科目は、労働衛生(有害業務)になります。

1.出題頻度は?

直近10回の過去問では『粉じんによる健康障害』の問題は6回出題されています。

※2021年4月~2025年10月までの過去10回分の過去問の当社分析による。

2.粉じんによる健康障害の出題ポイント

(1)じん肺とは?
じん肺とは、粉じんを吸い込むことによって、肺に線維増殖性変化を生じる疾病です。
じん肺は、肺結核・続発性気管支炎・続発性気胸・原発性肺がんなどを合併することがあります。

(2)じん肺の種類
①石綿肺(せきめんはい)
石綿【アスベスト】を原因物質とするじん肺を石綿肺といいます。
肺がん、胸膜肥厚、胸膜中皮腫等を引き起こすおそれがあります。

なお、石綿の種類には、クリソタイル(白石綿)・クロシドライト(青石綿)・アモサイト(茶石綿)などがありますが、最も有害性が高いのはクロシドライト(青石綿)です。

②けい肺
遊離けい酸を原因物質とするじん肺をけい肺といいます。
けい肺結節を形成します。

③その他
その他のじん肺には、溶接工肺、アルミニウム肺、炭素肺、黒鉛肺などがあります。

3.粉じんによる健康障害を過去問で練習!

Q1 鉱物性粉じんに含まれる遊離ケイ酸(SiO₂)は、石灰化を伴う胸膜肥厚や胸膜中皮腫を生じさせるという特徴がある。〇?×?

A1 × 
胸膜肥厚や胸膜中皮腫を生じさせるのは石綿(アスベスト)です。遊離けい酸の粉じんを吸い込むとけい肺結節が形成されます。

Q2 けい肺は、鉄、アルミニウムなどの金属粉じんを吸入することによって発症するじん肺である。〇?×?

A2 ×
けい肺は、遊離けい酸を吸入することによって発症するじん肺です。鉄、アルミニウムなどの金属粉じんが原因ではありません。

今回は、『粉じんによる健康障害』について書きました。
お読みいただきましてありがとうございました。

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