こんにちは。衛生管理者試験講習会 専門講師の高山です。
今回の衛生管理者試験対策ブログのテーマは【ノロウイルスによる食中毒】です。

1.出題頻度は?

最近の公表試験問題 過去10回中7回出題 されています。

※H26.10~H31.4までの過去10回分の当社分析による。
※公表試験問題(いわゆる過去問)は、衛生管理者試験の主催団体である安全衛生技術試験協会が年2回(4月・10月)HP上で公表しています。

2.ノロウイルスの出題ポイント

①ノロウイルスは冬季に集団食中毒として発生することが多い。
②手指、食品などを介して経口で感染し、腸管で増殖して、嘔吐、下痢、腹痛などの急性胃腸炎を起こす。
ノロウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がない。長時間煮沸することで失活化する。
④潜伏期間は1~2日

3.問題練習

ノロウイルスによる食中毒について、正しければ○、誤っていれば×をつけてください。

問題
Q1 食品中に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産生した毒素により発症する。

Q2 ウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がない。

Q3 潜伏期間は、2~3時間である。

Q4 発生時期は、夏季が多い。

Q5 症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。


答え
A1 ✕ 誤り。ノロウイルスによる食中毒は、食品、嘔吐物などの飛沫から経口的に摂取されたノロウイルスが体内で増殖して発症するものであり、食品中で増殖したウイルスの毒素による発症ではない。

A2 ○ 正しい。ノロウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がない
長時間煮沸することで失活化する。

A3 ✕ 誤り。潜伏期間は1~2日

A4 ✕ 誤り。発生時期は冬季が多い。

A5 ✕ 誤り。ノロウイルスによる食中毒による症状では、嘔吐、下痢、腹痛などがみられる。

今回はノロウイルスによる食中毒ついて書きました。
今後も、衛生管理者試験によく出る内容についてブログを書いていきますのでよろしくお願いします。

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