こんにちは。衛生管理者試験講習会 専門講師の高山です。

衛生管理者試験では過去に出題された問題と同類の問題が繰り返し出題される傾向があります。
このため、受験準備では過去問題集をできるだけ多く解くことがとても大切です。

では、書店・ネットにはどのような問題集が並んでいて何を基準に選べばよいのでしょうか?

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衛生管理者試験の問題集の種類

現在書店・ネットで売っている問題集の多くは下記の2種類です。

①年度別過去問題集

年2回公表されている公表試験問題1)を、年度別に並べたものです。
実際の試験問題と同じように、第一種では問1~問44まで、第二種では問1~問30まで順番に並んでいます。

※1 公表試験問題とは、衛生管理者試験の主催団体である、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が年2回(4月・10月)HP上で公表している問題(いわゆる過去問)です。常に直近2回分が掲載されています。↓こちらからご覧いただけます。
公益財団法人 安全衛生技術試験協会HP 公表試験問題

また、過去何年分(何回分)の公表問題が掲載されているかは、本によってまちまちですが、過去3年分(6回分)~過去5年分(10回分)の問題が掲載されているものが多いです。おすすめは過去5年分(10回分)の公表問題が掲載されているものです。こちらをしっかり学習できれば試験対策としてはベストです。

年度別過去問題集のメリットは、実際の試験問題そのもののイメージで学習できることです。また、この問題集を行えば自分の到達レベル、例えば『95%は確実に正解できるから合格できそうだ』とか『まだ50%位しかできないから最低合格ラインの60%にも到達できていないな』ということがわかりやすいです。


②項目別過去問題集

年2回公表されている公表試験問題を、項目別に並べたものです。例えば、関係法令(有害業務以外)の科目の「医師による面接指導」の項目は頻繁に出題されますが、過去5年分(10回分)の問題が掲載されているものであれば、「医師による面接指導」の過去5年分をまとめて見ることができます。

項目別過去問題集のメリットは、1つの項目でどのような問題が出題されているのかが非常にわかりやすいことです。
これは衛生管理者試験の特徴でもあるのですが、似たような問題が、少しずつ問題や選択肢の文章を変えながら何度も出題されていることが一目でわかります。

弊社で行っている試験対策講習会では、現在、次の項目別過去問題集を使用しています。

過去5年間分(公表試験問題10回分)の全問題が項目別に収録されており、問題数も合格するのに十分な一冊です。
↓↓↓
(第1種)
第1種衛生管理者試験問題集 解答と解説(中央労働災害防止協会)

(第2種)第2種衛生管理者試験問題集 解答と解説(中央労働災害防止協会)

衛生管理者試験の問題集選びのポイント

①最新版のものを買う
最近の出題傾向を把握するためには最新の問題を入手することが最も大事です。実際の試験問題は少しずつ変化してきており、関係法令も新しいものができたり改正されたりしますので、問題集は最新の公表試験問題まで掲載されているものを購入しましょう。なお、最新の公表試験問題まで掲載されているものが見つからないときは最新の公表試験問題のひとつ前まで掲載されているものを購入し最新のものは安全衛生技術試験協会のHPに掲載されているのでそちらを活用すればよいでしょう。

②解説が詳しく、わかりやすいものを買う。
問題自体はどの問題集でも同じです。購入の決め手は解説がわかりやすく、詳しく書いてあるかということになります。

③自分に合ったものを買う。
年度別がよいのか項目別がよいのか、文字は見やすいか、解説は問題の近くにのっているのがよいのか別冊がよいのか etc よく吟味してご自身に合った問題集を選びましょう!

今日は衛生管理者試験の問題集について書きました。
これからも試験準備に役に立つブログを書いていきますのでよろしくお願いします。

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