問題 視覚に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)遠距離視力検査は、一般に、5mの距離で実施する。
(2)ヒトの眼は、硝子体の厚さを変えることにより焦点距離を調節して網膜の上に像を結ぶようにしている。
(3)角膜が歪んでいたり、表面に凹凸があるために、眼軸などに異常がなくても、物体の像が網膜上に正しく結ばないものを乱視という。
(4)網膜には、錐状体と杆状体の2種類の視細胞がある。
(5)明るいところから急に暗い所に入ると、初めは見えにくいが暗順応によって徐々に見えるようになる。


解説

眼の構造



正解(2)

(1)○ 正しい。遠距離視力検査は、一般に、5mの距離で実施します。

(2)× 誤り。眼は、水晶体の厚さを変えることにより焦点距離を調節して網膜の上に像を結ぶようにしています。硝子体(しょうしたい)は、水晶体の後方にある透明なゼリー状の組織です。

(3)○ 正しい。角膜が歪んでいたり、表面に凹凸があるために、眼軸などに異常がなくても、物体の像が網膜上に正しく結ばれないものを乱視といいます。

(4)○ 正しい。網膜には、明るい所で働き色を感じる錐状体(すいじょうたい)と、暗い所で働き明暗を感じる杆状体(かんじょうたい)の2種類の視細胞があります。

(5)○ 正しい。
明るいところから急に暗い所に入ると、初めは見えにくいが暗順応によって徐々に見えやすくなります。

*衛生管理者試験の公表試験問題(過去問)は、年2回(4月・10月)、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が同協会のHPで公表しています。

今後もブログで、衛生管理者試験の過去問について解説していきますのでよろしくお願いします。
お読みいただきましてありがとうございました。

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