問題 衛生委員会に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。

(1)衛生委員会は、業種にかかわらず、常時50人以上の労働者を使用する事業場において設置しなければならない。

(2)衛生委員会の議長は、原則として、総括安全衛生管理者又は総括安全衛生管理者以外の者で当該事業場においてその事業の実施を統括管理するもの若しくはこれに準ずる者のうちから事業者が指名した委員がなる。

(3)衛生委員会の議長を除く全委員については、事業場に労働者の過半数で組織する労働組合がないときは、労働者の過半数を代表する者の推薦に基づき指名しなければならない。

(4)衛生委員会の開催の都度、遅滞なく、委員会における議事の概要を、書面の交付等一定の方法によって労働者に周知させなければならない。

(5)衛生委員会の議事で重要なものについては、記録を作成し、3年間保存しなければならない。


解説
(1)正しい。衛生委員会は、業種にかかわらず、常時50人以上の労働者を使用する事業場で設置が必要です。

(2)正しい。衛生委員会の議長は、原則として、総括安全衛生管理者又は総括安全衛生管理者以外の者で当該事業場においてその事業の実施を統括管理するもの若しくはこれに準ずる者のうちから事業者が指名した委員がなります。

(3)誤り。全委員ではなく半数の委員は、事業場に労働者の過半数で組織する労働組合がないときは、労働者の過半数を代表する者の推薦に基づき指名しなければなりません。

(4)正しい。衛生委員会における議事の概要は、書面の交付等一定の方法によって労働者に周知させなければなりません。

5)正しい。衛生委員会の議事で重要なものについては、記録を作成し、3年間保存しなければなりません。

正解(3)

*公表試験問題は、年2回(4月・10月)、公益財団法人 安全衛生技術試験協会がHPで公表しています。

今後もブログで、衛生管理者試験の過去問について書いていきますのでよろしくお願いします。

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