問題 次のAからDの温熱指標について、乾球温度と湿球温度のみで求められるものの組合せは、(1)~(5)のうちどれか。
A 相対湿度
B 実効温度
C 不快指数
D WBGT

(1)A,B
(2)A,C
(3)B,C
(4)B,D
(5)C,D

答え(2)
乾球温度と湿球温度のみで求められるものは、相対湿度と不快指数です。

解説
乾球温度とは、乾球温度計ではかった気温(空気の温度)です。
湿球温度とは、湿球温度計の球部を、ガーゼなどで湿らせてはかった温度です。
☞ 乾球温度と湿球温度の温度差を使って湿度が求められます。

A 相対湿度乾球温度・湿球温度からめる
相対湿度とは、ある温度の空気中に含みうる最大限の水分量(飽和水蒸気量)に比べて、どの程度の水分を含んでいるかを示す値をいいます。空気中の水蒸気量と、その温度における飽和水蒸気量との比を百分率で示します。

B 実効温度(気温・湿度・気流から求める)
実効温度とは、気温、湿度、気流の3つの総合効果を体感で判断した温熱指標です。
別名感覚温度とも言われます。

C 不快指数(乾球温度・湿球温度から求める)
不快指数とは、温熱環境の不快度を表す指標で、乾球温度、湿球温度から求められます。

D WBGT(自然湿球温度、黒球温度、乾球温度から求める)
WBGTとは、暑さ指数とも呼ばれる暑熱環境のリスクを評価するための指標で、熱中症の予防などに使用されます。屋外で太陽照射がある場合は、自然湿球温度、黒球温度、乾球温度の測定値から求められます。
WBGTとは、湿球黒球温度:et ulb lobe emperatureの頭文字をとったものです。

*衛生管理者試験の公表問題は、年2回(4月・10月)、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が同協会のHPで公表しています。

今後もブログで、衛生管理者試験の過去問について書いていきますのでよろしくお願いします。

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