こんにちは。衛生管理者試験 専門講師の高山です。
今回のテーマは【作業環境測定(労働衛生)】です。

1.出題頻度は?

過去問 直近10回中【作業環境測定】の問題は6回出題されています。

※H25.4~H29.10までの過去問10回分の当社分析による。
※過去問(公表試験問題)は、衛生管理者試験の主催団体である 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 が年2回(4月・10月)HP上で公表しています。

2.作業環境測定とは?

 作業環境中に有害因子がどの程度存在しているかを把握するための測定を作業環境測定といいます。

3.作業環境測定の出題ポイント

(1)覚える用語

作業環境測定の項目では、まず、次の用語の意味を覚えましょう。

①単位作業場所
労働者の作業中の行動範囲、有害物の分布状況などに基づいて定められる作業環境測定のために必要な区域

②管理濃度
有害物質に関する作業環境の状態を、単位作業場所の作業環境測定結果から評価するための指標として設定された濃度
☞個々の労働者の有害物質へのばく露限界を示すものではない点に注意しましょう!

③A測定
単位作業場所における有害物質の気中濃度の平均的な分布を知るために行う測定。第一評価値と第二評価値がある。

第一評価値
単位作業場所のA測定における全ての測定点の作業時間における気中有害物質の濃度のうち、高濃度側から5%に相当する濃度の推定値

第二評価値
単位作業場所のA測定における気中有害物質の平均濃度の推定値

④B測定
単位作業場所中の有害物質の発散源に近接する場所で作業が行われる場合、有害物質の気中濃度の最高濃度を知るために行う測定

(2)作業環境測定結果の評価(管理区分)

作業環境測定の結果を評価して、第一~第三までの管理区分が決定されます。

第一管理区分
作業環境管理が適切であると判断される状態

第二管理区分
作業環境管理になお改善の余地があると判断される状態

第三管理区分
作業環境管理が適切でないと判断される状態

☞A測定とB測定を併せて行う場合は、A測定の測定値を用いて求めた第一評価値及び第二評価値とB測定の測定値に基づき、単位作業場所を第一管理区分から第三管理区分までのいずれかに区分します。

A測定の第二評価値が管理濃度を超えている単位作業場所の管理区分は、B測定の結果に関係なく第三管理区分となります。

B測定の測定値が管理濃度の1.5倍を超えている単位作業場所の管理区分は、A測定の結果に関係なく第三管理区分となります。

原材料を反応槽へ投入する場合など、間けつ的に有害物質の発散を伴う作業による気中有害物質の最高濃度は、B測定の結果により評価されます。


今回は『作業環境測定(労働衛生)』について書きました。
お読みいただきましてありがとうございました。

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