こんにちは。衛生管理者試験 専門講師の高山です。
今回の衛生管理者試験対策ブログのテーマは【腎臓・尿】です。

1.出題頻度は?

公表試験問題 過去10回中【腎臓・尿】の問題は10回(毎回)出題されています。

※H25.4~H29.10までの過去10回分の公表試験問題の当社分析による。
※公表試験問題とは、衛生管理者試験の主催団体である、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が年2回(4月・10月)HP上で公表している問題(いわゆる過去問)です。

2.腎臓・尿の重要ポイント学習

尿

尿は淡黄色の液体で、固有の臭気を有し、通常、弱酸性である。

腎臓

➡腎臓は、背骨の両側に左右一対あり、それぞれの腎臓から1本ずつの尿管が出て膀胱につながっている。
➡腎臓1個の中にはネフロン(腎単位)と呼ばれる単位構造が約100万個ある。
ネフロンは、尿を生成する1個の腎小体と、それに続く1本の尿細管からなる。
腎臓の機能が低下すると、血液中の尿素窒素(BUN)の値がなる

 

腎小体

腎小体は、毛細血管が毛糸玉のように集まった糸球体と、糸球体を包み込む袋のようなボウマン嚢からなる。
➡糸球体では、水分、電解質、糖(グルコース)など、血球と蛋白質以外の成分がボウマン嚢に濾し出され、原尿が生成される。
➡原尿中の水分、電解質、糖(グルコース)などの成分は尿細管において血液中に再吸収される。

☞重要
糸球体からボウマン嚢に濾し出されるもの・濾し出されないもの
濾し出されるもの・・・水分・電解質・糖(グルコース)など
濾し出されないもの・・・血球・蛋白質

3.『腎臓・尿』の過去問をチェック

問題 腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
平成28年10月公表試験問題【第一種 問39・第二種 問25】

(1)血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢(のう)に濾(こ)し出される。
(2)血中の蛋(たん)白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
(3)血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
(4)原尿中に濾し出された電解質の多くは、ボウマン嚢中から血中に再吸収される。
(5)原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。

解説
(1)誤り。血中の老廃物は、糸球体からボウマン嚢に濾し出されます。
(2)誤り。血球と蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出されません。
(3)正しい。血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出されます。
(4)誤り。原尿中に濾し出された電解質の多くは、尿細管から血中に再吸収されます。
(5)誤り。原尿中に濾し出された水分の大部分は、尿細管から血中に再吸収されます。

正解(3

*衛生管理者試験の公表問題は、年2回(4月・10月)、公益財団法人 安全衛生技術試験協会が同協会のHPで公表しています。

今回は『腎臓・尿』について書きました。
お読みいただきましてありがとうございました。
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