こんにちは。衛生管理者試験講習会 専門講師の高山です。
今回のブログのテーマは【育児時間】です。

1.出題頻度は?

【育児時間】の問題は、過去問(公表試験問題)直近10回中4回出題されています。

※H27.4~R1.10までの過去問10回分の当社分析による。

※過去問(公表試験問題)は、衛生管理者試験の主催団体である 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 が年2回(4月・10月)HP上で公表しています。

2.育児時間の出題ポイント


2-1 育児時間について

生後満1年に達しない生児を育てる女性は、労基法第34条の休憩時間のほかに、1日2回各々少なくとも30分、その生児を育てるための時間を請求することができます。

・育児時間は女性労働者からの請求により与えられます。

 

2-2 過去問で学習

問1 労働基準法に定める育児時間に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
[令和元年10月公表試験問題 第1種 問27・第2種 問10]

(1)生後満2年に達しない生児を育てる女性労働者は、育児時間を請求することができる。
(2)育児時間は、休憩時間とは別の時間として請求することができる。
(3)育児時間は、原則として、1日2回、1回当たり少なくとも30分の時間を請求することができる。
(4)育児時間を請求しない女性労働者に対しては、育児時間を与えなくてもよい。
(5)育児時間は、育児時間を請求することができる女性労働者が請求する時間に与えなければならない。は、育児時間を請求できる女性労働者が請求した時間に与えなければならない。


解説

(1)誤り。育児時間を請求することができるのは、生後満1年に達しない生児を育てる女性労働者です。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)正しい。
(5)正しい。

答え(1)

 


問2 労働基準法に定める育児時間に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
[平成29年4月公表試験問題 第1種 問27・第2種 問10]

(1)生後満1年に達しない生児を育てる女性労働者は、育児時間を請求できる。
(2)育児時間は、休憩時間とは別の時間として請求できる。
(3)育児時間は、原則として、1日2回、1回当たり少なくとも30分の時間を請求できる。
(4)育児時間を請求しない女性労働者に対しても、育児時間を与えなければならない。
(5)育児時間は、育児時間を請求できる女性労働者が請求した時間に与えなければならない。


解説
(1)正しい。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)誤り。育児時間は女性労働者からの請求により与えられます。
(5)正しい。

答え(4)


今回は【育児時間】について書きました。
ブログをお読みいただきましてありがとうございました。

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