こんにちは。衛生管理者試験対策講習会 専門講師の高山です。

今回のブログのテーマは【安全衛生教育】です。

1.出題頻度は?

過去問 直近10回中【安全衛生教育】の問題は、

第1種では0回

(公表された過去問はありませんが、実際の試験では、第1種でも時々出題される内容なので学習は必要です。)

第2種では9回

出題されています。

※2018年4月~2022年10月までの過去問10回分の当社分析による。

※過去問(公表試験問題)は、衛生管理者試験の主催団体である 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 が年2回(4月・10月)HP上で公表しています。

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2.安全衛生教育の出題ポイント

(1)雇入れ時等の教育

事業者は、
・労働者を雇い入れたとき
・労働者の作業内容を変更したとき
に安全衛生教育を行わなければなりません。


◆雇入れ時等において教育する事項


①機械等、原材料等の危険性又は有害性及びこれらの取扱い方法に関すること


②安全装置、有害物抑制装置又は保護具の性能及びこれらの取扱い方法に関すること。


③作業手順に関すること


④作業開始時の点検に関すること

⑤当該業務に関して発生するおそれのある疾病の原因及び予防に関すること

⑥整理、整頓及び清潔の保持に関すること

⑦事故時等における応急措置及び退避に関すること

など


労働者数が少ない、雇用期間が短いといった理由で雇入れ時等の教育を省略することはできません。

*教育事項の全部又は一部に関し、十分な知識及び技能を有していると認められる人については、その事項についての教育を省略することができます。

(2)業種による教育の省略

省略できる教育事項がある業種例

警備業、金融業、医療業、飲食店
など

省略できる教育事項は次の4つです。


①機械等、原材料等の危険性又は有害性及びこれらの取扱い方法に関すること

②安全装置、有害物抑制装置又は保護具の性能及びこれらの取扱い方法に関すること。

③作業手順に関すること

④作業開始時の点検に関すること


省略できる教育事項がない業種例

製造業、通信業、各種商品小売業(百貨店)、旅館業、ゴルフ場業など


今回は、安全衛生教育について書きました。

またこのようなブログを書いていきますのでよろしくお願いします。

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